趣意

名古屋大学未来材料・システム研究所(IMaSS)は、自然と調和した持続可能な社会を実現するために必要とされる様々な技術課題に取り組むことを目的とした研究組織として設置されました。現在、IMaSSは、未来エレクトロニクス集積研究センター、高度計測技術実践センター、材料創製部門、システム創成部門、2つの寄附研究部門と2つのラボラトリを含む10の産学協同研究部門から構成されており、材料・デバイスからシステムに至る幅広い領域で、多角的かつ先端的な研究を推進しています。また、本研究所は、「革新的省エネルギーのための材料とシステム研究拠点」として共同利用・共同研究拠点の認定を文部科学省より受け、エネルギーの創出・変換、蓄積、伝送、利用の高度化と超効率化を目指した省エネルギー技術に関する基礎研究から社会実装のためのシステム化までの広範な研究領域で、全国の研究者との共同研究を実施しています。国内外の産官学の組織との連携協定に基づく共同研究や、各種の連携共同研究プロジェクトやコンソーシアム等の活動を通じて、活発に研究を行っています。

IMaSSは、上述の広汎な研究分野における最新の研究成果などの学術情報の交換や発信、研究者ネットワークの構築の場を提供することを目的として「持続性社会のための材料とシステムに関する国際会議」(ICMaSS2021)を2021年11月4日から11月6日までの3日間,名古屋大学(オンライン)で開催します。この国際会議は,2005年以降継続的に隔年で開催されてきました。今回の ICMaSS2021においても、持続可能社会実現のための広範な研究領域で活躍する研究者・技術者が集い、活発な情報交換や交流が行われ ることを期待するとともに、この国際会議が、学術発展と人材育成にも貢献できることを期待しています。関連分野の研究者・技術者の方々、特に、未来の環境調和型社会に関する研究の担い手となる若い研究者・技術者の皆様の参加をお待ちしています。

ICMaSS2021実行委員会委員長
名古屋大学未来材料・システム研究所 教授 五十嵐信行

講演募集要項

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Download CALL FOR PAPERS (Updated: June 18, 2021)