趣意

名古屋大学未来材料・システム研究所は,ノーベル物理学賞受賞者の天野教授をセンター長とする未来エレクトロニクス集積研究センター,反応科学超高圧走査透過電子顕微鏡等の世界最先端の設備を核とする高度計測技術実践センター,材料創製部門,システム創成部門,寄付研究部門,産学共同研究部門等からなる名古屋大学で最大の研究所です.当研究所では,2004年のエコトピア科学研究機構としての設立より一貫して,豊かで安全な環境調和型社会の持続的発展を支えるための材料からシステムに至る幅広い領域の研究課題に取り組んできています.さらに2015年からは,文部科学省により,エネルギーの創出・変換,蓄積,伝送,利用の高度化と超効率化を目指した省エネルギー技術に関する基礎研究から社会実装のためのシステム化までの分野を担う「革新的省エネルギーのための材料とシステム研究拠点」として共同利用・共同研究拠点の認定を受け,全国の研究者との共同研究を実施しています.また国内外の産官学の組織との連携協定に基づく共同研究や,各種の連携共同研究プロジェクト・コンソーシアム等を通しても活発な研究を行っています.

このような広汎な研究分野における最新の研究成果を初めとする学術情報の交換や新たな研究者ネットワークの構築の場として,未来材料・システム研究所では,「持続性社会のための材料とシステムに関する国際会議」(ICMaSS2019)を2019年11月1日から11月3日までの3日間,名古屋大学で開催します.この国際会議は,2005年以降継続的に隔年開催(2015年まではISETS)されて来たものです.持続可能社会実現のための,材料からシステムに至る領域における研究の重要がますます高まっていることを背景に,今回のICMaSS2019では,多くの発表や参加があり,活発な情報交換や交流が行われ,そしてこれらを通して学術発展と人材育成の場としても貢献できることを期待しています.

関連分野の研究者・技術者の方々,特に未来の環境調和型社会を作り上げ継続する主人公である若手の皆様の参加をお待ちしております.

ICMaSS2019実行委員会委員長
名古屋大学未来材料・システム研究所 教授 片山正昭

講演募集要項

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